個人向け社債は初心者にも分かりやすく、おすすめできる投資です

一般の企業が運転資金を集める為に発行する“個人向け社債”は、その名前の通り、個人をターゲットとした金融商品です。
証券会社を通して購入するもので、10万円、または100万円単位で発行されることが多く、副業としてこれに投資する人も多くなっています。

どんな投資になるの?

個人向け社債は、それぞれ額面の他に満期までの期間と金利が設定されています。例として、100万円の額面で5年後の3月末が満期、金利が年率1.5%といった具合になり、その満期日まで持ち続けていればそこで元金が返還され、それまで年ごとに1.5%の金利を得ることができます。

つまり、定期預金のようなものだと考えると分かりやすいですが、それとは違って元本割れのリスクがあります。その為、元本が保証されているものより金利が高くなっている投資商品です。

元本割れしてしまうケース

満期まで持ち続けていれば、元金は必ず返ってきます。ですが、それより前に買い戻しを申請すると、それを下回る金額しか返金されないことがあります。

一般の企業が発行したいるものだけに、その企業の業績や世間の景気の動向により、その個人向け社債の人気が落ちていれば、元本割れしてしまうことが多く、逆に途中からでも欲しいと思う人が多いものだった時には、元本は守られることが多いです。

途中から購入しても、満期まで持ち続ければ元金は返還され、それまでに支払われる金利は利益としてきちんと得られます。その為、購入時にもそういったものを狙うという手があります。

金利が高いほどリスクがあると考えてください

年率2%以上の高金利の個人向け社債は、その分リスクも高いと考えないといけません。定期預金で0.01~0.02%などという金利が当たり前の世の中において、年利1%以上のものが大半を占める個人向け社債は、満期まで持ち続ける気ならそちらよりよっぽど割がいいと解釈して構いませんが、途中で発行元の企業が倒産してしまえばそこで全てパーになってしまいます。

他と比べて明らかな高金利で発行されるものは、詐欺とまでは言いませんが、それをエサにしてどうしても資金集めをしたい(それだけお金に困っている)と考える必要があり、集めた資金によって経営を立て直せればいいですが、力及ばず倒産してしまうリスクも十分に考慮しないといけないという訳です。

どんなものがおすすめ?

おすすめの個人向け社債は、ネット上のそれについての口コミから探すこともできます。しかし、10万円や100万円といった大きな金額の投資になる為、どんなにいい評価が書かれていても参考程度に留めておき、最終的には自分自身で判断する必要があります。

初めて購入する人は、証券会社の担当の人に詳しく聞いてみるといいでしょう。金利が高いほどハイリスクになることを覚えておけば、それほど危険なこともなく、誰でも名前を聞いたことがある企業が発行するものは、あっという間に売り切れることもしばしばです。

まとめ

個人向け社債は定期預金とは違い、途中で売却する場合に元本するリスクがありますが、その代わりに金利がそれと比べてとても高く設定されているという性質の金融商品になります。

そのようなリスクはあるものの、年率1%を超える高金利が期待できるものがほとんどなので、満期まで寝かせておける資金をある程度持っている人にはおすすめの投資ビジネスです。

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